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川崎フロンターレMF三笘薫、2年目のJリーグ開幕へ「常にペナルティエリア付近で脅威になれるように」

text by 編集部 photo by Zoom

三笘薫
【写真:Zoom記者会見のスクリーンショット】

 2021シーズンのJリーグ開幕直前オンライン記者会見が24日に行われ、川崎フロンターレの選手を代表してMF三笘薫が出席した。

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 筑波大学からプロ入りして1年目だった昨季、三笘はJ1リーグ戦で13得点を挙げて大ブレイクを果たした。新人の二桁得点は史上5人目、さらに13得点で現横浜FCのFW渡邉千真が横浜F・マリノス時代に樹立したJリーグの新人最多得点記録に並んだ。

 昨年に引き続いて大活躍が期待されるなか、「自分の特徴はドリブルやアイディアなので、そういったところで観客の皆さんに楽しんでもらえるようなプレーをしていきたいですし、今年も数字にこだわって、ゴールだったりアシストでチームの勝利に貢献していきたい思いでいます」と三笘は新シーズンへの意気込みを語った。

 圧倒的な強さでJ1リーグを制したフロンターレを打ち破るべく、どのクラブも徹底した対策を打ってくるはず。もちろん三笘に対するマークもより厳しく、激しくなるだろう。活躍した次の年に壁にぶち当たることを「2年目のジンクス」と呼ぶこともある。

 J屈指のドリブラーにとっても必ず乗り越えなければならない、大きく高い壁だ。

「プレー選択のところで、どこで力を使うのかが重要になってきます。ガンバ大阪戦もそうでしたけど、ドリブルの回数を減らしながらもっともっとゴール前に入っていくことだったりとか、もちろん1対1でどんどん抜いていくことも必要なので、そこも磨きつつ、常にペナルティエリア付近で脅威になれるようにしなければいけないと思っています」

 先日行われたFUJI XERO SUPER CUP 2021のガンバ戦では、2得点を挙げる活躍でフロンターレの優勝に大きく貢献した。すでに「味方を使いながら自分の特徴を生かせればいい」と、ドリブルだけにこだわらずに結果を残すための方法も見出しつつある。

 今季の開幕戦では横浜F・マリノスと対戦する。一昨年のチャンピオンチームであり、同じ神奈川県内に本拠地を置くクラブ同士によるダービーマッチでもある。

 三笘は「神奈川ダービーということですごく気合いも入っていますし、ここで勝つことができれば勢いも出てくると思う」と開幕戦の重要性を認識しつつ、「注目される一戦だと思いますし、勝ちきることがすごく重要だと思うので、いい準備をして臨みたいと思います」と気を引き締めていた。

 J1リーグ連覇を目指すうえで三笘の成長は欠かせない。脅威的な突破力を誇るドリブルと高い得点力をさらに伸ばし、国内に敵なしと言われるくらいの活躍に期待したい。その先に、さらなる飛躍への道が見えてくるはずだ。

【了】

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