【写真:Getty Images】
フランス1部のマルセイユに所属する日本代表DF酒井宏樹は、フランス語を十分に習得できていないという批判を受け入れつつ、いずれにしても全力でプレーをする姿勢は変わらないと主張した。仏紙『レキップ』などが伝えている。
【今シーズンの欧州サッカーはDAZNで!
いつでもどこでも簡単視聴。1ヶ月無料お試し実施中】
マルセイユのジャック=アンリ・エイロー会長は、マルセイユが16日に行われたニーム戦に敗れたあとドレッシングルームで選手たちを怒鳴りつけ、数人の外国人選手たちがフランス語を身につけていないことにも怒りを示したと報じられた。今季中にフランス語を習得しなければ夏の移籍市場で放出するという通告を突きつけたとされている。
その対象の一人だとされた酒井は、22日の会見でこの会長からの批判について返答。まずはフランス語で「少しはフランス語を話せますが…」と切り出すと、集まった記者からは拍手も起こった。
「以前よりはだいぶ上達したと思いますが、それでも記者会見に十分なほどではありません。質問に責任を持って答えないといけませんので。友人や周りの人たちが相手ならいいですが、皆さんとはプロフェッショナルな関係なので」と酒井。その後は日本語に切り替え、通訳を介してコメントした。
「会長や監督が(フランス語を習得すべきだと)言っているというのはホントだと思いますし、ここで仕事をする以上覚えるべきことは覚えないといけないと思います。ただ僕は、フランス語が話せない時も今も自分の全てをかけて戦っていますし、しゃべれないことで変わったことは一度もないです」と酒井は続けている。
2016年にマルセイユに加入した酒井は現在フランスで5年目。ある程度のフランス語力は身につけている様子だが、会長を満足させるためにはさらなる努力が求められるのかもしれない。
【了】