【写真:Getty Images】
マンチェスター・ユナイテッドに所属する33歳のウルグアイ代表FWエディンソン・カバーニが3試合の出場停止処分を受けたことに対し、ウルグアイサッカー協会などが抗議した。4日に処分撤回を臨む声明文を発表している。
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事の発端は、カバーニが2得点1アシストの大活躍を見せたサウサンプトン戦の試合後、同選手のインスタグラムにファンから「これだから大好き、マタドール(カバーニの愛称)!」のメッセージが寄せられたのに対し「ありがとう、ネグリート」と返信したことにある。
直訳すれば「黒人の子」などの意味となるスペイン語の「ネグリート」は人種差別的であるという指摘を受け、カバーニはまもなく投稿を削除したが、違反行為に当たる可能性があるとしてFAが調査を開始していた。そして、FAは侮辱的および罵倒的で不適切と判断し、ルールに違反したとしてカバーニに3試合の出場停止と罰金処分を下している。
これに対し、ウルグアイ選手会はカバーニの処分撤回を要求。また、ウルグアイサッカー協会は「世界の他の地域で話されているスペイン語とは大きく異なる私たちのスペイン語では「ネグリート」は友情、愛情、親密さ、信頼の表現として一般的に使用されており、肌の色や人種を仄めかすものではない」とし、カバーニの発言は差別に当たらないと説明。ルイス・スアレスやディエゴ・ゴディンも、この声明に賛同している。果たして、カバーニの処分は撤回されるのだろうか。
【了】