目次
⚫︎「時空を歪める稀代のテクニシャン」清武弘嗣
⚫︎「復活遂げた青黒のエンジン」井手口陽介
⚫︎「成長速度が半端ない名門の星」藤田譲瑠チマ
⚫︎「J1優勝も経験した生粋のリーダー」喜田拓也
⚫︎「2020年Jリーグ最大の衝撃」三笘薫
時空を歪める稀代のテクニシャン
【写真:Getty Images】
清武弘嗣(セレッソ大阪/日本)
生年月日:1989年11月12日(31歳)
2020リーグ戦成績:33試合出場/8得点8アシスト
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セビージャに移籍した2016年夏を境に度重なる負傷などに悩まされ、停滞していたキャリアが再び軌道に乗り始めたのが2020年だった。ミゲル・アンヘル・ロティーナ監督のもとで進化を遂げたテクニシャンは年間通して驚異的なハイパフォーマンスを維持し、セレッソ大阪をけん引した。
ボールを扱う技術は高まる一方で、速い展開でも狭いスペースでも一切コントロールがブレることはない。むしろ清武にボールが渡ると、その周りだけ時間の流れがゆっくりになったような錯覚を覚えるほどエレガントで繊細。そして広い視野でピッチ全体を見通し、素早く的確な判断で高精度のパスをズバズバと通していく。長短関係なく相手の急所をえぐるようなパスはため息が漏れるほどだった。
リーダーとしても強くたくましくなった桜の司令塔がサムライブルーから遠ざかり、もうすぐ4年になる。セレッソとの新たな3年契約にもサインし、第二の春を謳歌する清武をもう一度、日本代表でも見たい。