【写真:Getty Images】
アーセナルを率いるミケル・アルテタ監督が会見に臨み、15位と低迷するチーム状況に関して言及した。英メディア『BBC』が現地時間15日に報じている。
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ヨーロッパリーグ(EL)では6戦全勝で決勝トーナメントに進出したものの、プレミアリーグでは直近5試合勝利のないアーセナル。12試合を戦ってわずか4勝の15位に低迷している。
アーセナルを率いるアルテタ監督は「今の状況に申し訳なく思う。しかし、我々は弾丸を積んでいる」とコメント。現在のチーム状況に謝りつつ、準備はできていると語った。
また、15位と低迷している状況に関して、アルテタ監督は「順位が落ちていることは、我々が臨んでいた状況ではない。しかし、これは今の実情でそれに向き合わないといけない」と話している。
現地時間16日に行われる第13節の相手は現在4位のサウサンプトン。果たして、アーセナルは勝利を収めることができるだろうか。
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≪書籍概要≫
なぜ、あえて今アーセナルなのか。
あるアーセナル狂の英国人が「今すぐにでも隣からモウリーニョを呼んで守備を整理しろ」と大真面目に叫ぶほど、クラブは低迷期を迎えているにもかかわらず、である。
そのヒントはそれこそ、今に凝縮されている。
感染症を抑えながら経済を回す。世界は今、そんな無理難題に挑んでいる。
同じくアーセナル、特にアルセーヌ・ベンゲル時代のアーセナルは、一部から「うぶすぎる」と揶揄されながら、内容と結果を執拗に追い求めてきた。
そういった意味ではベンゲルが作り上げたアーセナルと今の世界は大いにリンクする。
ベンゲルが落とし込んだ理想にしどろもどろする今のアーセナルは、大袈裟に言えば社会の鏡のような気がしてならない。
だからこそ今、皮肉でもなんでもなく、ベンゲルの亡霊に苛まれてみるのも悪くない。
そして、アーセナルの未来を託されたミケル・アルテタは、ベンゲルの亡霊より遥かに大きなアーセナル信仰に対峙しなければならない。
ジョゼップ・グアルディオラの薫陶を受けたアーセナルに所縁のあるバスク人は、それこそ世界的信仰を直視するのか、それとも無視するのか。
“新アーセナル様式”の今後を追う。
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【了】