【写真:Getty Images】
ビジャレアルのMFビセンテ・イボーラは負傷のため今季絶望とも予想される長期離脱を強いられることになった。この負傷がMF久保建英の去就に影響する可能性もあるかもしれない。
【今シーズンの久保建英はDAZNで!
いつでもどこでも簡単視聴。1ヶ月無料お試し実施中】
イボーラは13日に行われたラ・リーガ第13節のベティス戦で前半に負傷交代。検査の結果、左膝の前十字靭帯断裂により手術を受けることが決まったと発表された。背番号10を背負いレギュラーとして今季全試合に出場していた主力MFの離脱はビジャレアルにとって大きな痛手となる。
スペイン紙『アス』は、ビジャレアルがメキシコのクラブにレンタルしているアルゼンチン人MFサンティ・カセレスの復帰で穴を埋める可能性もあると予想。あるいは1月の移籍市場で代役の選手を補強することもあり得るが、EU外外国人枠やファイナンシャル・フェアプレー遵守のための金銭面がネックになると指摘している。
現在のビジャレアルでは日本代表MF久保建英、コロンビア代表FWカルロス・バッカ、アルゼンチン代表DFラミロ・フネス・モリの3人が外国人枠を占める。現状ではカセレスを復帰させることやその他の外国人選手を補強することは不可能であり、3人のいずれかを放出することも「難しそうだ」と述べている。
一方で、ビジャレアルで十分な出場機会を得ることができていない久保については、保有権を持つレアル・マドリードがレンタル先の変更を望んでいるとの報道もある。シーズン末までのレンタル契約が交わされており、ビジャレアル側は久保の残留を望んでいるため、レンタル打ち切りは容易ではないとの見通しも伝えられていた。
だがイボーラの長期離脱で状況が変わり、久保がビジャレアルを離れることで三者の利害が一致する可能性も出てきたのかもしれない。もし久保が退団すれば外国人枠が空くとともに、金銭面にも余裕が生まれることが見込まれる。「タケ・クボが冬に出て行く噂もあり、それが両方の問題を解決するかもしれない」と『アス』紙は述べている。
【了】