ミランチャンネルはトップ下予想
前節のダービーで4-3-1-2にシステムを変更して勝ったミラン。右サイドとして起用されていた本田のポジションはなくなり、ベンチに回った彼に出場機会は訪れなかった。
「ベルルスコーニ会長のお気に入りでもあるし、このシステムで今後もやると思う」
セードルフ監督はそう語っていたが、つまりは本田にとって、もう一度ポジション争いをやり直さなければならなくなったことを意味する。
アタランタ戦の前日、指揮官は本田についてこのようにコメントしていた。
「本田は我われの中で最も重要な選手の一人。技術面でも戦術面でも素晴らしく、しっかりと練習している。将来にはもっと貢献をしてくれるだろう」
気にかかるのは「将来には」という部分。当面はそうではない、というニュアンスであれば、アタランタ戦でのスタメン回避を暗に匂わせたものとも考えられる。
現にここまで地元紙は、どこも疑いなく本田のベンチスタートを予想している。しかし10日の練習後、クラブ公式のミラン専門TV「ミランチャンネル」は本田をトップ下で先発するという予想を立てた。ネット系のメディアもそれに追随している。
予想は概ね以下の通り。GKアメリア、DFアバーテ、ラミ、メクセス、デ・シーリオ、MFモントリーボ、デ・ヨンク、ムンタリ、本田、FWバロテッリ、カカー。
【次ページ】アタランタの厳しい守備網を突破出来るかが鍵