【写真:Getty Images】
アーセナルを率いるミケル・アルテタ監督は、現地時間6日に行われるトッテナムとの大一番に燃えている。英『スカイ・スポーツ』などが、同指揮官のコメントを伝えた。
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アーセナルはヨーロッパリーグで好調を続けているが、プレミアリーグでは極度の不振。第10節終了時点ですでに5敗し、14位に低迷している。ノースロンドンのライバルであるトッテナムは首位だ。
アルテタ監督は、ダービーを復調の一歩としたい考え。「ほかの大会では良い結果を出しているが、最高の結果が必要だ。リーグ戦への自信を取り戻すために最適なゲームだと思う」と語り、「1試合で劇的に状況を変える。これ以上のシナリオはないだろう」と述べた。
プレミアリーグで深刻な得点力不足に陥っているアーセナル。トッテナムの守備を崩し、復調の足がかりにできるだろうか。
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≪書籍概要≫
なぜ、あえて今アーセナルなのか。
あるアーセナル狂の英国人が「今すぐにでも隣からモウリーニョを呼んで守備を整理しろ」と大真面目に叫ぶほど、クラブは低迷期を迎えているにもかかわらず、である。
そのヒントはそれこそ、今に凝縮されている。
感染症を抑えながら経済を回す。世界は今、そんな無理難題に挑んでいる。
同じくアーセナル、特にアルセーヌ・ベンゲル時代のアーセナルは、一部から「うぶすぎる」と揶揄されながら、内容と結果を執拗に追い求めてきた。
そういった意味ではベンゲルが作り上げたアーセナルと今の世界は大いにリンクする。
ベンゲルが落とし込んだ理想にしどろもどろする今のアーセナルは、大袈裟に言えば社会の鏡のような気がしてならない。
だからこそ今、皮肉でもなんでもなく、ベンゲルの亡霊に苛まれてみるのも悪くない。
そして、アーセナルの未来を託されたミケル・アルテタは、ベンゲルの亡霊より遥かに大きなアーセナル信仰に対峙しなければならない。
ジョゼップ・グアルディオラの薫陶を受けたアーセナルに所縁のあるバスク人は、それこそ世界的信仰を直視するのか、それとも無視するのか。
“新アーセナル様式”の今後を追う。
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【了】