【写真:Getty Images】
【リーズ 0-0 アーセナル プレミアリーグ第9節】
プレミアリーグ第9節のリーズ対アーセナルが現地時間22日に行われた。試合は0-0の引き分けに終わっている。
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リーグ戦直近4試合で3敗と苦しんでいるアーセナル。その間わずか1得点という数字が示すとおり、前半はなかなかチャンスがつくれない。
20分を過ぎるとリーズが徐々にリズムをつかみ、アーセナルはフィニッシュまで持ち込まれるシーンが続いた。
すると0-0で折り返した後半の序盤、アーセナルが厳しい状況になる。先発起用のペペがボールと関係のないところで相手に頭突きを見舞って一発退場。アーセナルは10人で残り時間を戦うことにあった。
その後、10人でも勝つ姿勢を見せたアーセナルだが、最後までゴールネットは揺れず、0-0で試合終了。勝ち点1どまりのアーセナルは、暫定で11位。得点力不足はさらに深刻で、リーグ15位タイの9ゴールだ。
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≪書籍概要≫
なぜ、あえて今アーセナルなのか。
あるアーセナル狂の英国人が「今すぐにでも隣からモウリーニョを呼んで守備を整理しろ」と大真面目に叫ぶほど、クラブは低迷期を迎えているにもかかわらず、である。
そのヒントはそれこそ、今に凝縮されている。
感染症を抑えながら経済を回す。世界は今、そんな無理難題に挑んでいる。
同じくアーセナル、特にアルセーヌ・ベンゲル時代のアーセナルは、一部から「うぶすぎる」と揶揄されながら、内容と結果を執拗に追い求めてきた。
そういった意味ではベンゲルが作り上げたアーセナルと今の世界は大いにリンクする。
ベンゲルが落とし込んだ理想にしどろもどろする今のアーセナルは、大袈裟に言えば社会の鏡のような気がしてならない。
だからこそ今、皮肉でもなんでもなく、ベンゲルの亡霊に苛まれてみるのも悪くない。
そして、アーセナルの未来を託されたミケル・アルテタは、ベンゲルの亡霊より遥かに大きなアーセナル信仰に対峙しなければならない。
ジョゼップ・グアルディオラの薫陶を受けたアーセナルに所縁のあるバスク人は、それこそ世界的信仰を直視するのか、それとも無視するのか。
“新アーセナル様式”の今後を追う。
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【了】