【写真:Getty Images】
エストゥディアンテスに所属していた元アルゼンチン代表MFハビエル・マスチェラーノが、15日に現役引退を表明した。17年間に及ぶ偉大なキャリアに幕を下ろすことになった。
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守備的MFあるいはセンターバックとして各チームを支える存在となっていたマスチェラーノだが、決して得点力のある選手ではない。バルセロナ時代には在籍7年目にして、300試合以上を経て待望の初ゴールを挙げたことが非常に印象的な場面となった。
キャリアを通して記録した得点数は代表チームを含めても通算10点に満たない。クラブのリーグ戦での得点は、前述のバルセロナでのゴール以外には、リバプール在籍時にもう1点を挙げたのみ。だが、プレミアリーグでの唯一のゴールとなったその1点は見事な一撃だった。
リバプールでの公式戦初得点でもあったそのゴールが記録されたのは2008年3月15日、プレミアリーグ第30節のレディング戦。1点ビハインドで迎えた前半19分、敵陣内中央でボールを受けたマスチェラーノは素早くボールを持ち上がると、エリア手前からの強烈な右足ミドルをゴール右隅に突き刺した。
自ら得点を挙げることが仕事ではなかったとはいえ、印象的なゴールも残したマスチェラーノ。サッカー界のレジェンドとして語り継がれる名手の一人だった。