【写真:Getty Images】
【日本 1-0 パナマ 国際親善試合】
日本代表は現地13日にパナマ代表との国際親善試合に挑み、1-0で勝利を収めた。
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この試合に3-4-2-1の2シャドーの一角で先発起用されたMF久保建英は、日本代表での通算出場数が節目の10試合に到達した。
ゴールこそなかったものの、FW南野拓実の決勝点につながるPKを獲得したのは久保のパスからだった。出し手となった19歳は「試合前に言っていたように、チームの助けになるというか、しっかり自分が起点になってPKを取れたので、そこはよかったかなと思います」と手応えを語る。
前半はなかなかパスが回らず、前に出て行けなかった日本だが、後半からMF遠藤航がピッチに入ると戦況は一変。ダイナミックな展開で主導権を握ってPKを獲得。そして、先制したあとには相手GKの退場も誘って勝利を手繰り寄せていった。
「自分たちがブレずにやり続けたことで、相手にも迷いが生まれたりだとか、相手の疲れを誘ったりだとか、やり続けてきたことが後半に結果として出てきたのかなと思います」
久保は新しいシステムでも諦めずに工夫を続けて勝ち切ったことの成果を強調した。日本代表での出場数も10試合に到達し、「常に100%、今できることをやっているつもりではありますけど、だんだん味方の選手の特徴もわかってきて、連係も深めながらチームのコンセプトもわかってきました。まだまだ全然足りないことだらけですけど、しっかり自信というか、代表の一員という認識は出ているのかなと思います」と述べるように、意識にも変化が生まれつつあるようだ。
次にファン・サポーターが待っているのは、やはり日本代表初ゴールだ。「今日みたいなプレーを続けていければ、本当に近い」と久保は言う。
「やり続けることが大事かなと思います。今日も何回か惜しいところ、最後のパスをもらえたらとか、最後通ったら…というのはあったので、結果として『起点』という感じでしたけど、どんどん自分も飛び込んでいって、いいところでボールをもらって、という今日みたいなプレーを続けていければ、本当に近いのかなと思いますね」
ゴールへの貪欲な姿勢を見せ続け、先発出場の期待に応えてしっかりと勝利に貢献した久保。この19歳の底知れぬポテンシャルには、相応の大きな期待を抱かざるを得ない。
(取材:元川悦子、文・構成:編集部)
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