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アーセナルのクラブマスコットが復帰。新型コロナの影響で先月解雇

text by 編集部 photo by Getty Images

ガンナーザウルス
【写真:Getty Images】

 先月5日に解雇されたアーセナルのマスコットキャラクター(ガンナーザウルス)が、同クラブ復帰となった。ガンナーザウルスの公式ツイッターで伝えられている。

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 恐竜にふんしたガンナーザウルスは1993年に誕生。約27年間にわたってアーセナルのファンなどを楽しませてきた。しかし先月5日、新型コロナウイルスによる財政難の影響でアーセナルはマスコットを解雇していた。

 だが、英メディア『BBC』は、元ドイツ代表MFメスト・エジルがマスコットキャラクターを演じるジェリー・クィ氏の給与全額支払うと報じていた。

 ガンナーザウルスは公式ツイッターに「エミレーツ・スタジアムに今日、戻ってきたよ」と投稿。アーセナルファンへ復帰したことを報告した。その投稿には「よくやったメスト」や「おかえり」などの声が寄せられている。

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≪書籍概要≫
なぜ、あえて今アーセナルなのか。
あるアーセナル狂の英国人が「今すぐにでも隣からモウリーニョを呼んで守備を整理しろ」と大真面目に叫ぶほど、クラブは低迷期を迎えているにもかかわらず、である。
そのヒントはそれこそ、今に凝縮されている。
感染症を抑えながら経済を回す。世界は今、そんな無理難題に挑んでいる。
同じくアーセナル、特にアルセーヌ・ベンゲル時代のアーセナルは、一部から「うぶすぎる」と揶揄されながら、内容と結果を執拗に追い求めてきた。
そういった意味ではベンゲルが作り上げたアーセナルと今の世界は大いにリンクする。
ベンゲルが落とし込んだ理想にしどろもどろする今のアーセナルは、大袈裟に言えば社会の鏡のような気がしてならない。
だからこそ今、皮肉でもなんでもなく、ベンゲルの亡霊に苛まれてみるのも悪くない。
そして、アーセナルの未来を託されたミケル・アルテタは、ベンゲルの亡霊より遥かに大きなアーセナル信仰に対峙しなければならない。
ジョゼップ・グアルディオラの薫陶を受けたアーセナルに所縁のあるバスク人は、それこそ世界的信仰を直視するのか、それとも無視するのか。

“新アーセナル様式”の今後を追う。

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【了】

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