【写真:Getty Images】
日本代表は13日のパナマ代表戦と17日のメキシコ代表戦に向けて、9日からオーストリアで合宿を開始する。
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初日となる9日には森保一監督がオンラインでの取材に応じ、現地の状況や代表活動に臨むにあたっての心境などについて語った。
合宿地となるグラーツには、かつて日本代表を率いた名将イビチャ・オシム氏が住んでいる。外部との接触などのリスクなどはあるが、「お会いしてお話しできれば」と宿舎などに招く方向で調整していることを明かした。
「スタッフや選手の前に来ていただいて何か話していただいたり、コミュニケーションを取る場があれば嬉しいと思います。スケジュールは確定していないですが、オシムさんと選手やスタッフが会う機会ができればと調整してもらっています」
日本代表の宿舎となるホテルは貸切となっていて、欧州で再び急速な広がりを見せる新型コロナウイルス感染を防ごうと厳格な対策を講じて合宿を行っている。さらに現在79歳と高齢で、選手たちよりも感染リスクの高いオシム氏の外出や移動にも細心の注意を払う必要があり、対面実現には難しいハードルがありそうだ。
「新型コロナウイルスの感染状況がありますし、人の行き来ができるか、あるいはオシムさんの安全を考えた時に会うことが可能かというのは、今、調整してもらっているところです」
森保監督はオシム氏とほとんど親交がないといい、現役の日本代表選手にも直接指導を受けたことがあるのはGK川島永嗣のみだ。とはいえ日本サッカー界に多大な影響をもたらした名将との“再会”が実現すれば、選手たちにとって大きなモチベーションになるのは間違いない。
(文:舩木渉)
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