柏レイソル
JリーグとFC東京、柏レイソルは4日に緊急合同会見を開き、今週末の7日に予定されていたJリーグYBCルヴァンカップ決勝の中止(日程変更)を発表した。柏の瀧川龍一郎社長からは、クラブ内での新型コロナウイルス感染拡大の経緯や今後の見通しについても説明が行われた。
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柏は2日に選手1名、3日にネルシーニョ監督およびスタッフ1名が新型コロナウイルス陽性と判定されたことを発表していた。3日には合計82人を対象としてPCR検査を実施し、その結果としてさらに選手2名とスタッフ8名から陽性、残りの72名から陰性が検出されたとのことだ。
「保健所長の見解としては、本日でトータル13名になるので、クラスターと認定することになるとうかがっています。おそらく明日発表されることになるのではないか」と瀧川社長。Jリーグクラブとしては、8月のサガン鳥栖に続いてのクラスター発生が認定される見通しとなった。
今後については、現時点で明確に決定されているわけではないが、2週間程度の活動停止も視野に入れた検討が行われることになる。「明日以降、濃厚接触者の保健所による特定がどうなるかというところが一番大きな問題かなと思っています」「保健所から2週間の活動休止という要請があるわけではないが、(感染者の)数が増えた場合は、再発を抑えるには2週間など期間をおいて活動を止めるのが防止に一番。クラブ自体を閉じることも考えなければいけないと思っている」と瀧川社長。だが安全が確保できるのであれば「濃厚接触者や陽性者を隔離し、活動を引き続きやる可能性もある」と、状況に応じた対応となることを説明している。
2週間程度の活動停止となれば、すでに中止の決まったルヴァンカップ決勝に続いて、14日に予定されるJ1第27節の大分トリニータ戦も中止・延期となるかもしれない。「選手も含めて試合を運営するのが厳しい状況が難しいのは間違いないので、14日の試合はできるだけ早く対策をしていきたいと思う」と瀧川社長は話している。
21日のJ1第28節サガン鳥栖戦が活動再開の目安となるかもしれないが、今後のさらなるPCR検査や濃厚接触者判定の結果次第で状況は流動的。「少なくともこれ以上の感染拡大を防ぐことと、1日も早い陽性者の回復をサポートしていくことが第一義だと思っているので、経緯を見ながら慎重に対策して参りたいと思います」と瀧川社長は語った。
【了】