【写真:Getty Images】
J1の川崎フロンターレに所属する元日本代表MF中村憲剛は1日にオンライン会見を開き、今季限りで現役を引退することを発表した。
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40歳の誕生日を迎えた昨日10月31日には、J1第25節のFC東京戦でチームを12連勝に導く決勝ゴールを挙げていた中村憲剛。その翌日に、川崎フロンターレ一筋で歩んできたキャリアを終える決断を明らかにした。
「このタイミングでこのような形で引退を発表させてもらって、びっくりされた方も多くいると思うので申し訳ないなとは思っています」と中村。それでも「ギリギリで話したくなかった、プレーができる状態で引退を発表したかった」というのがシーズン途中での引退発表の理由だと語る。
「2003年に入団する前からフロンターレサポーターの方もいらっしゃいますし、ここ1、2年でサポーターになった方もいると思います。そういう全ての皆さんの支えがあって僕はここまで走ってこれました。そこに関しては感謝してもしきれません」とサポーターへの思いを述べた。
「コロナのこういう状況で、サポーターも人数が制限されていたり声が出せなかったり、練習場でファンサービスもできず、最後の挨拶がなかなかできない可能性がある中で引退の発表をすることは申し訳ないですが、昨日のようにみんなで喜べるように、等々力で最後まで戦いたいと思いますので引き続き応援よろしくお願いします」
中村のゴールで多摩川クラシコを制して12連勝とした川崎FはJ1で首位を独走中。このまま2位以内でシーズンを終えれば、今季はJ1から上位2チームのみが出場する天皇杯でも戦う。「やっぱり最後まで試合に出続けたいので。連勝を続けているので、それに貢献できるようにやるだけです。タイトルを獲りたいという思いが、これまでで一番強いかもしれません」と中村は有終の美を飾ることへの意欲を示した。
J1は残り9試合、天皇杯まで勝ち進めば今季は残り最大11試合。川崎Fの栄光の歴史を築いてきた中村は最後の2つのタイトル獲得に挑戦する。
【了】