【写真:Getty Images】
日本代表は現地13日に開催予定のコートジボワール代表戦に向けてオランダで合宿を続けている。
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試合を翌日に控えた12日にはキャプテンの吉田麻也がオンラインでの取材に応じ、9日のカメルーン戦を改めて振り返るとともに、次戦への展望について語った。
「結局、自分たちのスタミナだけを奪われてしまった形になったので、そこらへんをもうちょっと効果的に、守備をハメていかないときついんじゃないか」
カメルーン戦では日本代表のプレッシングをいとも簡単にかいくぐった相手に前半から苦しめられた。中盤の選手がディフェンスラインに落ちる形でビルドアップに参加し、高い位置をとった両サイドバックに展開される。基本的なプレッシング回避法だったが、森保ジャパンは対応に手こずった。
その試合を終えた翌日、吉田は他の選手たちからも意見を吸い上げ、森保一監督と話し合いの場を持ったという。そこで両者の共通認識が生まれ、コートジボワール戦でトライすべきことも明確になったようだ。
「もちろん(日本代表では)約1年一緒にやっていなくて、自分たちのチームのやり方が染みついていて、パッときて短い時間で合わせるのは非常に難しいと思いますけど、能力の高い選手だからこそ代表に来ていると思うし、理想を高く持って、活動している時にできる限り擦り合わせていかなければいけないと。ある意味、こういうの(課題)が1試合目で出て、2試合目に修正してトライする、もしくは11月にまたやっていくというのができるのはポジティブな要素ではあると思います」
コートジボワール代表には、カメルーン代表よりも高いレベルや上位カテゴリの環境でプレーしている選手が多く、厳しい試合が予想される。監督交代から2試合目という状況とはいえ、コンディションが良く、タレント力もあるアフリカのチームとの対戦は日本代表にとって大きなチャレンジの場になるはずだ。
課題を改善し、日本代表が次のレベルに到達するためにも重要な一戦に向けて、吉田は「相手も監督が代わってまだ2試合目で、探り探りのところはあるかもしれないですけど、どんなチームも監督が変わった後は全員がモチベーション高く戦ってきます」と警戒を怠らない。
そして、「アフリカでは突出して欧州でプレーしている選手が多く、経験豊富な選手も多くて、もちろん能力の高い選手がいるう相手とコンディションがいい状態で試合ができるのは、僕たちになかなかない絶好のチャンスだと思うので、やれること・やれないことにいろいろトライしてぶつかっていきたいと思います」と意気込みを語った。
日本代表のコートジボワール戦は、日本時間13日23時45分キックオフ予定となっている。
(取材・文:舩木渉)
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