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久保建英が語る「1年間」での変化。世界最高峰リーグで「互角以上に渡り合った自信がある」

text by 編集部 photo by Getty Images

久保建英
【写真:Getty Images】

 日本代表は現地5日からオランダ・ユトレヒトに集合して合宿を開始した。

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 初日はスペイン1部のビジャレアルに所属するMF久保建英が、オンラインでの取材に応じた。

 2019年6月に日本代表デビューを飾った久保は、夏のコパ・アメリカなどにも参戦し、すでに7キャップを記録している。しかし、東京五輪世代のU-22日本代表活動への参加などもあったため、A代表への合流はちょうど1年ぶりだ。

 マジョルカで自身初のスペイン1部リーグでのシーズンを過ごし、今夏からはUEFAヨーロッパリーグ(EL)出場権を持つビジャレアルへ移籍。新型コロナウイルス大流行にともなう公式戦の長期中断も含め、19歳にして濃すぎる経験を積んできた。

「1年前から一番自分が積んできたなと言えるのは、トップリーグでの経験だと思いますね。やっぱりスペインは、自分で言うのもあれですけど、現状、世界のトップリーグの1つだと思っています。その中で、マジョルカで常に格上の相手、もしくは同格の相手と互角以上に…できない試合もありましたけど…渡り合った自信は自分の中にあるので、リスペクトはしつつも、自分に自信を持ってプレーできるのかなと思います」

 ちょうど1年前の今頃、マジョルカで定位置を掴みきれていなかった時期からの変化について問われた久保はこのように語った。「ひと段階上のレベルに、選手としていられている」というのを、アフリカの強豪国を代表する選手たちとの戦いの中で感覚として掴むことを意識してプレーするつもりだという。

 ただ、スペインでの成長を実感しているとはいっても、代表招集が常に確約されているわけではない。日本代表では短期間でチーム戦術を確認し、周りとコミュニケーションをとって相互理解を深めたうえで、個人としても結果やパフォーマンスの内容でアピールしていくことが必要になる。

「いろいろな確認も含めて、みんな久しぶりの代表なので、意思疎通をしながら、いい2試合にしていけたらいいと思います。それが必然的に次の代表への招集につながってくると思うので、誰も立場が約束された選手はいないし、少なくとも自分はその1人ではないので、今回の2試合に全力で向かっていければいいかなと思います」

 話しぶりからは確かな自信と日本代表選手としての自覚が感じ取れた。世界最高峰のリーグで揉まれ、大きく成長した久保がサムライブルーの誇りを背負って見せるプレーに期待したい。

(取材・文:舩木渉)

【了】

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