自力優勝の権利を持つシティ。1試合を多く残すアドバンテージ
リヴァプール勝ち点80、チェルシー勝ち点78、マンチェスター・シティ勝ち点77。第37節を迎えるこの時期、わずか3差の中に3チームがひしめく大混戦となっているプレミアリーグ。
しかし、この中でシティが唯一異なるアドバンテージをもっている。第29節に予定されていたアストン・ヴィラ戦がFAカップの影響で延期となっているのだ。
リヴァプール、チェルシーが36試合を消化しているのに対して、シティは35試合の消化。この1試合を勝利と仮定すれば勝ち点80となり、首位リヴァプールと並ぶことになるのだ。
勝ち点が並べば得失点差の勝負となるが、リヴァプールが96得点46失点で50、シティが93得点35失点で58。そう、一気に逆転してしまうのだ!
では、第37節の対戦カードを見てみよう。
5月3日(土):エヴァートン対マンチェスター・シティ
5月4日(日):チェルシー対ノリッジ
5月5日(月):クリスタル・パレス対リヴァプール
きれいに3試合を散けさせた日程調整はお見事。世界一収入の多いリーグとなっている要因はこういった細かい部分にもあるのだろう。テレビ局からの要請などに対するフットワークの軽さは大事だ。
ウィリアムヒル社のオッズを見てみると、“第1戦”はエヴァートンに4.5倍、ドローに3.75倍、シティに1.73倍の配当。“第2戦”はチェルシーに1.20倍、ドローに6.5倍、ノリッジに13倍。“第3戦”はパレスに8倍、ドローに4.5倍、リヴァプールに1.4倍と、すべて優勝を争うチームの有利を示している。