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アーセナル史上最高額補強を信じるアルテタ監督「ペペは確かに成長している」

text by 編集部 photo by Getty Images

ニコラ・ペペ
【写真:Getty Images】

 アーセナルを率いるミケル・アルテタ監督が、FWニコラ・ペペへの信頼を強調した。英『デイリー・メール』が指揮官のコメントを伝えている。

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 アーセナルは1年前、クラブ史上最高額となる移籍金7200万ポンド(約97億円)でペペを獲得した。しかし、イングランド1年目は周囲の期待に応えられず、新シーズンもまだプレミアリーグでの先発起用はない。

 それでも、アルテタ監督はペペのブレークに期待しており、次のように語った。

「彼は自分を獲得するためにクラブが支払った額を知っている。それが余計なプレッシャーになっているね。彼は適応が必要だったんだ。彼の態度は素晴らしい。彼は確かに成長しているよ」

「彼はここで落ち着いているし、仲間に好かれている。彼が長い間ここでハイレベルなプレーを見せ続けてくれる。私は前向きに考えているよ」

 開幕2連勝中のアーセナルは、28日にリバプールと対戦する。

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なぜ、あえて今アーセナルなのか。
あるアーセナル狂の英国人が「今すぐにでも隣からモウリーニョを呼んで守備を整理しろ」と大真面目に叫ぶほど、クラブは低迷期を迎えているにもかかわらず、である。
そのヒントはそれこそ、今に凝縮されている。
感染症を抑えながら経済を回す。世界は今、そんな無理難題に挑んでいる。
同じくアーセナル、特にアルセーヌ・ベンゲル時代のアーセナルは、一部から「うぶすぎる」と揶揄されながら、内容と結果を執拗に追い求めてきた。
そういった意味ではベンゲルが作り上げたアーセナルと今の世界は大いにリンクする。
ベンゲルが落とし込んだ理想にしどろもどろする今のアーセナルは、大袈裟に言えば社会の鏡のような気がしてならない。
だからこそ今、皮肉でもなんでもなく、ベンゲルの亡霊に苛まれてみるのも悪くない。
そして、アーセナルの未来を託されたミケル・アルテタは、ベンゲルの亡霊より遥かに大きなアーセナル信仰に対峙しなければならない。
ジョゼップ・グアルディオラの薫陶を受けたアーセナルに所縁のあるバスク人は、それこそ世界的信仰を直視するのか、それとも無視するのか。

“新アーセナル様式”の今後を追う。

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【了】

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