【写真:Getty Images】
【アーセナル 2-1 ウェスト・ハム プレミアリーグ第2節】
プレミアリーグ第2節のアーセナル対ウェスト・ハムが現地時間19日に行われた。試合は2-1でホームのアーセナルが勝利した。
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開幕戦でフラムに3-0と快勝したアーセナルは、ホーム初戦で好発進。25分、オーバメヤンのパスにラカゼットが合わせてリードを奪う。
しかし前半終了間際、アーセナルはアントニオに同点弾を許して、1-1で折り返した。
後半に入ってなかなか崩せなかったアーセナルだが、終盤に勝ち越しに成功する。86分、サカのスルーパスでセバージョスが抜け出すと、途中出場のエンケティアが押し込んで2-1。苦戦を強いられたアーセナルだが、開幕2連勝を飾った。
【得点者】
25分 1-0 ラカゼット(アーセナル)
45分 1-1 アントニオ(ウェスト・ハム)
86分 2-1 エンケティア(アーセナル)
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なぜ、あえて今アーセナルなのか。
あるアーセナル狂の英国人が「今すぐにでも隣からモウリーニョを呼んで守備を整理しろ」と大真面目に叫ぶほど、クラブは低迷期を迎えているにもかかわらず、である。
そのヒントはそれこそ、今に凝縮されている。
感染症を抑えながら経済を回す。世界は今、そんな無理難題に挑んでいる。
同じくアーセナル、特にアルセーヌ・ベンゲル時代のアーセナルは、一部から「うぶすぎる」と揶揄されながら、内容と結果を執拗に追い求めてきた。
そういった意味ではベンゲルが作り上げたアーセナルと今の世界は大いにリンクする。
ベンゲルが落とし込んだ理想にしどろもどろする今のアーセナルは、大袈裟に言えば社会の鏡のような気がしてならない。
だからこそ今、皮肉でもなんでもなく、ベンゲルの亡霊に苛まれてみるのも悪くない。
そして、アーセナルの未来を託されたミケル・アルテタは、ベンゲルの亡霊より遥かに大きなアーセナル信仰に対峙しなければならない。
ジョゼップ・グアルディオラの薫陶を受けたアーセナルに所縁のあるバスク人は、それこそ世界的信仰を直視するのか、それとも無視するのか。
“新アーセナル様式”の今後を追う。
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【了】