【写真:Getty Images】
元日本代表監督のヴァイッド・ハリルホジッチ氏は、フランス1部のマルセイユに加入したDF長友佑都がリーグアンで活躍できると確信している。クラブ専門メディア『Le Phoceen』が12日付でインタビューを伝えた。
【今シーズンの欧州サッカーはDAZNで!
いつでもどこでも簡単視聴。1ヶ月無料お試し実施中】
現在モロッコ代表監督を務めるハリル氏は、日本代表を率いた2015年から2018年まで長友を指導。その時期に目にしてきた長友のプロ意識の強さから、34歳となった現在でもパフォーマンスに不安はないと太鼓判を押している。
「並外れたプロ意識によりフィジカルが研ぎ澄まされており、圧倒的な運動量がある。サカイ(酒井宏樹)もユウトは模範的なチームメートとして助けになることを知っている」とハリル氏。「その特徴により少し守備の正確さは欠けることもあるが、自分のやることに常に100%を尽くす選手だ」と長友について紹介した。
昨季のガラタサライでの長友のプレーは見ていなかったというハリル氏だが、「リーグアンでプレーするために十分なレベルであることは確信している」とコメント。「彼のような選手に間違いは絶対にない。全力を尽くすと分かっているからだ。人間としてもスポーツ面でもチームメートやクラブに多くをもたらすだろう」と見通しを示した。
一方でハリル氏は、自身の率いた日本代表で長友がリーダーの一人だったかどうかとの質問には、“リーダー”という概念自体が欧州と日本では異なるとも説明している。「日本ではリーダーということは言わない。各自が自分の仕事をするが、私には少し足りないと感じられた部分だった。ピッチ内で叫ぶような選手が2人か3人いてほしかったと思うが、それは彼らのメンタリティーではない」
いずれにしても長友は「ヒロキと同じく私の大好きな選手だった」とハリル氏。移籍金ゼロで獲得できたのはマルセイユにとって「プレゼント」であるとして、「メッシやロナウドではないが、決して間違いのない選手。マルセイユの太陽や景色を楽しみに来たわけではない。クラブのために全力を尽くすはずだ」と予想している。
【了】