【写真:Getty Images】
スペイン2部のレアル・サラゴサに所属するMF香川真司は、スペインの他クラブからのオファーが届かない限りサラゴサを退団しない姿勢を見せているという。スペイン紙『アス』や地元紙『エラルド』などが伝えている。
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昨季を通しての低調なパフォーマンスや、クラブにとって負担となる高額年俸により、退団が濃厚と予想されていた香川。だが一方で、スペインでプレーすることを希望して残留に傾いているとの報道もあった。
『アス』紙によればサラゴサは香川の残留を望んではおらず、「スポーツディレクター(SD)のラロ・アランテギの構想にもルベン・バラハ監督の構想にも入っていない」状況だとされている。だが香川本人は、カタールやサウジアラビア、ドイツから好条件のオファーを受けながらもサラゴサとの契約解除を拒否しているという。
香川は以前から夢だと公言していたスペインでプレーを続けることを望んでおり、スペインの他クラブ以外からのオファーには応じない考えだとされている。だが現時点では1部はおろか2部の他クラブからもオファーはなく、クラブにとっては頭の痛い存在になっているとのことだ。
アランテギSDは4日の会見で、香川がサラゴサに残るためには年俸の引き下げに応じることが必要だと示唆した。香川の現状についてコメントする中で、「もちろん我々は収支を整えなければならない状況にある。選手全員に協力してもらいたい」と述べている。
ビザ関連の手続きのため日本に帰国していたという香川は5日からサラゴサに合流の予定。「チーム内に場所があることを監督に示すチャンスもこれからあるだろう」「香川は我々にとって重要な選手だった。これから最終的なチーム構成の中でどのような役割を持つことになるのか見てみよう」とアランテギSDはコメントしている。
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