【写真:Getty Images】
バルセロナに退団を要望する文書を送付したと報じられ、去就が注目されているFWリオネル・メッシ。現在の契約に設定されている契約解除金の扱いについて新たな情報も浮上している。
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メッシとバルセロナの現在の契約には、7億ユーロ(約880億円)という巨額の契約解除金が設定されていた。だが契約が残り1年となる2019/20シーズン終了の20日前までにメッシが契約解除を申し出れば、その契約解除金を支払うことなく退団できる契約条項も存在していたというのがこれまで報道だった。
バルセロナ側は、本来のシーズン終了時期だった6月の時点でその契約条項は失効したと主張。メッシ側は新型コロナウイルスの影響でシーズンが延長されたため契約条項はまだ有効だと主張しているとみられていた。
だがスペイン『カデナ・セール』は29日付で、7億ユーロの契約解除金自体がすでに無効になったことが明らかになったと伝えている。2017年に延長されたメッシの契約は本来2020年までとなっており、2020/21シーズンの1年間は「オプション」だったとのこと。そのオプション期間分の契約を延長せず退団するのであれば、契約解除金を支払う必要はないという。
7億ユーロという金額を支払うことができるクラブは事実上存在しないため、契約解除金が有効であればバルセロナが移籍金交渉に応じない限り他クラブがメッシを引き抜くことはできない。だがフリーでの退団が可能であれば、マンチェスター・シティなどへの移籍も現実味を帯びてくることになるかもしれない。
【了】