“ティキ・タカ”の象徴
MF:シャビ(バルセロナ/スペイン代表)
生年月日1980年1月25日(当時30歳)
09/10シーズンリーグ戦成績:34試合3得点16シスト
スペイン代表通算133試合12得点
スペイン代表主な出場大会: 2002年FIFAワールドカップ・日韓大会、UEFA EURO2004、2006年FIFAワールドカップ・ドイツ大会、UEFA EURO2008(優勝)、FIFAコンフェデレーションズカップ2009、2010年FIFAワールドカップ・南アフリカ大会(優勝)、UEFA EURO2012(優勝)、FIFAコンフェデレーションズカップ2013、2014年FIFAワールドカップ・ブラジル大会
スペイン代表を語る上で最も重要な選手といえるのが、MFシャビである。世界中のサッカーファンを虜にし、少年チームからプロまであらゆるサッカーチームに多大な影響を与えた“ティキ・タカ”と呼ばれるショートパスサッカーの中心人物であり、中盤のプレーメイカーとして歴代最高の選手と讃えられている。
スペイン代表としては2000年にデビュー。EURO2004終了後にレギュラーに定着し、中盤のプレーメイカーとしてEURO2008、南アフリカW杯、EURO2012と主要国際大会3大会連続優勝の立役者となった。
能力値・基本データの対象とした2010年の南アフリカW杯では驚異的なパス成功率でゲームを支配し、「パス」の数値は95となった。さらに圧倒的な「テクニック」の高さを生かした「ドリブル」も90を超える高評価となっている。
そして、シャビの能力で最も高い数値を記録したのが「IQ」の96である。スペイン代表が細かなパスワークで徹底的にボールを支配し、相手を完膚なきまでに崩すことができたのは、シャビのプレービジョンが全てと言っても過言ではない。
“ティキ・タカ”に憧れた世界中のクラブが成功を収めることができずに敗れていったのは、このシャビという選手がスペインにしか存在しなかったことが理由といえる。
スペイン代表の国際大会での成績がシャビのキャリア曲線と比例するのは偶然ではないだろう。
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