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バイエルン監督が史上初の偉業。途中就任から3冠達成は前例なし【欧州CL】

text by 編集部 photo by Getty Images

ハンジ・フリック
【写真:Getty Images】

 UEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝が現地時間23日に行われ、パリ・サンジェルマン(PSG)を1-0で破ったバイエルン・ミュンヘンが7年ぶり6度目の優勝を飾った。バイエルンのハンジ・フリック監督は、シーズン途中からチームの指揮を引き継いで欧州制覇を成し遂げることになった。

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 今季のバイエルンは、CLではグループステージから全勝を飾るなど順調な戦いを見せていたが、ブンデスリーガでは低調なスタート。11月2日のフランクフルト戦に1-5の大敗を喫したあとニコ・コバチ前監督を解任した。

 アシスタントコーチを務めていたフリック氏は暫定監督を経て正式に監督就任。年明け以降は公式戦26試合で25勝1分けという圧倒的な戦績を残し、バイエルンをブンデスリーガ、DFBポカール(ドイツ杯)、CLの3冠に導いた。

 ユップ・ハインケス氏が率いていた2012/13シーズンのバイエルンなども含めて、国内リーグ優勝、カップ戦優勝、欧州制覇の3冠は欧州で10チーム目。だがシーズン途中の就任で3冠を達成した指揮官はフリック監督が初となった。

 CLだけに限れば、シーズン中にチームの指揮を引き継いで優勝を飾った監督の例も少なくはない。レアル・マドリードのジネディーヌ・ジダン監督(2016年)、チェルシーのロベルト・ディ・マッテオ監督(2012年)、マドリーのビセンテ・デル・ボスケ監督(2000年)などが達成している。

【了】

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