バルセロナのFWリオネル・メッシは、今年の夏にバルサを退団することを望んでいるという。かつてFWネイマールのバルサ退団をいち早く伝えた記者が報じたとして注目を集めている。

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　バルサがチャンピオンズリーグ準々決勝のバイエルン・ミュンヘン戦に「2-8」という屈辱的大敗を喫したことで、落胆や怒りを募らせたメッシが退団に傾くのではないかとの噂が浮上。スペインメディアでは、クラブ改革が行われなければ現在の契約が満了する来年夏の退団を検討するとの報道もあった。

　だがブラジル『エスポルチ・インテラチーヴォ』のマルセロ・ベクレル記者は、メッシが来年ではなく今年の夏に退団することを考えていると16日付で伝えた。「リオネル・メッシはバルセロナを離れたいと望んでいる。クラブ内の匿名の人物から受けた情報だ。メッシの退団の可能性がこれほどまでに高まったことは今までにないと言っていた」と同記者は述べている。

　スペイン『マルカ』や『アス』などは、ベクレル氏がネイマールの移籍を誰よりも早く伝えた記者であるとしてその信憑性に注目している。バルサの主力として活躍していたネイマールには2億2200万ユーロ（約280億円）という巨額の契約解除金が設定され、他クラブへの移籍は不可能と予想されていたが、パリ・サンジェルマンがサッカー界の移籍金の史上最高額を大きく更新するこの金額を支払って2017年夏にネイマールを引き抜く結果となった。

　もしメッシがバルサを去ることになったとすれば、インテルやマンチェスター・シティなどが新天地の候補になり得るとも各国メディアで噂されている。これまでのキャリアをバルサ一筋で過ごしてきたメッシだが、大きな決断を下す可能性もあるのだろうか。

【了】