【写真:Getty Images】
バイエルン・ミュンヘンがバルセロナを8-2という驚異的なスコアで下したチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝の一戦は、「ミネイロンの悲劇」と呼ばれる6年前の試合を彷彿とさせたという声もある。ドイツ代表がブラジル代表を7-1で撃破した2014年ブラジルワールドカップ準決勝の試合だ。
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母国開催のワールドカップで優勝を強く期待されていたブラジルだが、準決勝で宿敵ドイツに予想外の大敗を喫する結果となった。今回バルサを粉砕したバイエルンの選手たちのうち、GKマヌエル・ノイアー、DFジェローム・ボアテング、FWトーマス・ミュラーの3人は6年前のその試合にも出場していた。
特にミュラーはブラジル代表との試合で1得点1アシスト、今回のバルセロナ戦でも2得点1アシストと、どちらの試合でもゴールラッシュに直接的に関与している。試合後の『スカイ』によるインタビューでは、2つの試合の比較についても質問を受けた。
「2014年のブラジル戦では、これほど試合をコントロールできたわけではなかった」とミュラー。それに対してバルセロナ戦では「完全に支配できた。ほとんどスペースを与えなかった。これだけやりたいことができる試合はCLでは滅多にない」と、内容面でより圧倒的な戦いができたという感触を語っている。
「何より良かったのは、交代で出場した選手たちも同じ姿勢で、同じように楽しく戦えていたことだ。ピッチ上でやりたいことをやって、全員が極限まで力を尽くすことこそが大事だった」とミュラーは会心の一戦を振り返っている。
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