【写真:Getty Images】
レアル・マドリードが保有権を持つ日本代表MF久保建英は、1年間のレンタルでビジャレアルに加入することが現地時間10日に正式発表された。スペイン紙『マルカ』は、マドリーとビジャレアルの両クラブ間の関係改善を示す動きでもあるとして注目している。
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マジョルカで過ごした1年間のパフォーマンスで高い評価を受け、次のレンタル先となるクラブが注目されていた久保。レアル・ソシエダやセビージャ、オサスナなど多くのクラブが候補に挙げられていたが、最終的にビジャレアルが争奪戦を制した形となった。
今年1月には、ビジャレアル下部組織に所属していた19歳のU-20スペイン代表MFイバン・モランテがマドリーへ移籍したこともあった。続いてマドリーが保有するU-21スペイン代表MFオスカル・ロドリゲスもビジャレアルへの移籍に向けた交渉が行われており、過去には良好なものではなかった両クラブの関係が改善されつつあることが示されているとスペイン紙は伝えている。
過去2年間レガネスにレンタルされていたオスカル・ロドリゲスは、久保の獲得に資金を使ったビジャレアルへの移籍の可能性は低くなり、セビージャなど他クラブへの移籍が濃厚になったとの報道もある。だが『マルカ』は「まだ消えた話ではない」として、オスカル・ロドリゲスが久保に続いてビジャレアルに加入することもあり得るとの見方を示している。
そして今回久保の移籍が決定したことは、マドリーとビジャレアルが「過去の行き違いを解消した決定的証拠」だとされている。マドリーはビジャレアルを、久保のさらなる成長に向けて「可能な限り最高の行き先」だと考えているとのことだ。
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