ジェイドン・サンチョ
ポジション:RWG,LWG
所属:ドルトムント(イングランド代表)
背番号:7番
生年月日:2000年3月25日(20歳)
身長/体重:180cm/76kg
利き足:右
19/20シーズンリーグ戦成績:32試合出場17得点17アシスト
市場価格:1億1700万ユーロ(約140.4億円)
<移籍情報>
14/15 ワトフォード・ユース→マンチェスター・シティ・ユース
17/18 マンチェスター・シティU18→ドルトムント
●世界のサッカー選手能力値ランキング・トップ100:46位
●世界最高の右ウイングは誰だ! RWG能力値ランキング・トップ20:5位
ワトフォードやマンチェスター・シティの下部組織で経験を積み、2017年にボルシア・ドルトムントへ移籍を果たした若者は、瞬く間に世界的な選手へと成長を果たした。新天地1年目の2017/18シーズンこそリーグ戦出場は12試合に留まったものの、2年目にはブンデスリーガ全試合に出場し、12得点17アシストと爆発的な活躍。3年目となる19/20シーズンは17得点17アシストと圧巻のパフォーマンスを披露した。イングランド代表のこれからを担う存在、そして未来のバロンドール候補にも挙げられる、恐るべき怪物である。
そんなジェイドン・サンチョの武器は、常人離れした「スピード」を活かす「ドリブル」にある。ボールを持った状態でも単純な競争ではほぼ負けず、一瞬で相手DF陣を崩壊へと導く抜群のキレ味を誇っている。また、ただ縦に速いだけでなく、「テクニック」の高さを駆使した華麗なフェイントで相手のプレスを無力化することも可能。前にスペースがある時の怖さはもちろん、複数のDFに囲まれてもそこを打開できるほどの技術を持つのが、この男の恐ろしいところである。
そしてサンチョの武器はこれだけに留まらない。左右両足から放たれる精度の高い「パス」も非常に魅力的だ。味方とパス交換しながら柔軟にポジションを動かし、視野の広さを活かしてズバズバと鋭い縦パスを送り込んでくる。クロスの質も申し分なく、味方が触るだけでゴールに結びつくような正確かつ鋭いボールを繰り返し送り届けることができる。
元イングランド代表MFであるオーウェン・ハーグリーブス氏は「かつてのネイマールのようだ。誰も彼を止めることはできない」とサンチョを絶賛していた。まさに、飛ぶ鳥を落とす勢いで成長を続ける20歳はもはや「誰にも止められない」のかもしれない。
【了】