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久保建英、移籍の可能性をラ・リーガ全クラブで考察(4)。セビージャ移籍が実現していれば…、獲得を躊躇させるレアルの条件は?

レアル・マドリードが保有する久保建英は今季、マジョルカでリーグ戦35試合に出場して4得点4アシストという結果を残した。EU圏外選手枠の関係もあり、20/21シーズンも他クラブに期限付き移籍する可能性が高いが、どのクラブでプレーすることになるのだろうか。今回は、20/21シーズンのラ・リーガ20クラブの今シーズンを考察するとともに、久保のライバルになるであろう選手や、加入の可能性を考える。(成績は19/20シーズン、監督は20/21シーズンのもの)

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

セビージャ

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【写真:Getty Images】

リーグ戦:4位(勝ち点70、19勝6敗13分)
スペイン国王杯:ラウンド16敗退
監督:フレン・ロペテギ(2年目)
同ポジションの選手:ルーカス・オカンポス


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 モンチSDが2年ぶりに復帰し、フレン・ロペテギ監督が就任したセビージャは、4位でUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権を確保した。1億4400万ユーロ(約168億円)ともいわれた大型補強は、最低限の結果として実を結んでいる。

 4-3-3の布陣をベースに戦うセビージャで、ウイングのルーカス・オカンポスが1年目から14得点を挙げる活躍を見せた。しかし、PSVから獲得したルーク・デヨングは6得点、冬にACミランから加入したスソは1得点に終わり、3得点に終わったノリートはシーズン終了を待たずにセルタに完全移籍している。前線のテコ入れが必要になっていることは間違いないだろう。

 3シーズンぶりにCLに出場するセビージャは、久保建英の獲得に乗り出していると報じられた。しかし、セビージャはレアル・マドリードと優勝争いをする可能性があり、移籍期間や金銭面で折り合いがつかず、争奪戦から大きく後退したとみられている。

 久保がマジョルカの主力に定着して以降、右サイドバックのアレハンドロ・ポソと息の合ったプレーを見せていた。セビージャの右サイドバックにはヘスス・ナバスという重鎮がいるが、セビージャから期限付き移籍していたポソは、復帰の可能性も残されている。セビージャでこのコンビを再び見ることができた可能性はあったが、久保のセビージャ移籍は現時点で実現しないとみられている。

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