「マタのような選手をベンチに置くのは難しい決断だった」
マンチェスター・ユナイテッドは26日、プレミアリーグ第35節でノリッジとホームで対戦し、4-0で快勝した。
ユナイテッドはデイビッド・モイーズ前監督体制で使用されていた4-2-3-1ではなく、アレックス・ファーガソン体制に頻繁に見られた伝統の4-4-2にシステムを戻し、2トップにルーニーとウェルベック、左に香川、右にバレンシアを配した。
モイーズ監督解任を決定づけた前回のエヴァートン戦の先発メンバーからは6選手を替え、守備に経験豊富なエブラ、ビディッチ、ファーディナンド、中盤にクレバリーとバレンシア、FWにウェルベックを復帰させた。
前半は低調なプレーを見せたユナイテッドだったが、前半41分のルーニーの先制点を機に波に乗り、後半3分にルーニーが加点するとチームはさらに勢いづき、後半15分から途中交代で入ったマタが2ゴールを上げ、4-0で大勝した。
試合後、ユナイテッドのギグス監督、それぞれ2ゴールを上げたルーニーとマタは次のように話した。
――ライアン・ギグス監督
「試合を楽しめた。4-0での勝利は夢のようだったし、パフォーマンスにも満足している。我々は常に好機を作っていたし、ゴールを量産できるプレーを見せていた。前半は少しプレーが遅かったから、ハーフタイムにプレーの速度を上げるよう指示し、選手たちはそれに応えた。
先発メンバーを決めるのは難しかったし、昨夜は眠れなかった。マタのような選手をベンチに置くのは難しい決断だった。私は暫定監督の立場だが、選手たちは同僚でもあるだけに、選手を外す決断は難しかった。
私は試合前、各選手と話し合って先発させるかどうかを伝えた。数選手は動揺していたが、マタは実際に交代出場で結果を出したし、不満を言わずに30分間、素晴らしいプレーを見せた彼は真のプロだった」