【写真:Getty Images】
スペイン紙『アス』編集長のトマス・ロンセロ氏は、29日付で同紙電子版に掲載された社説で、久保建英は日本人としては初めての“トップ”選手になると予想している。
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ロンセロ氏は過去にスペインでプレーした日本人選手を挙げつつ、中村俊輔はエスパニョールで「失敗した」、清武弘嗣はセビージャで「何の貢献もできなかった」と振り返る。その後、乾貴士、柴崎岳、岡崎慎司、香川真司らはそれぞれある程度のパフォーマンスを見せたとしながらも、久保は別格であり「我が国のサッカーのトップレベルでついに揺るぎない勝利を収める最初の日本人選手」になると見通しを述べている。
久保は昨夏レアル・マドリードに加入したあとマジョルカにレンタルされ、1年間を通しての戦いで高い評価を受けた。得点やアシストという数字以上に、「ボールを持つたびに何かが起こるという雰囲気」が特別であり、それこそが「わずかな選手しか持っていない天賦の才能」だとロンセロ氏は評している。
来季に向けては「成長を続けるため2度目のレンタルが推奨される」としながらも、マドリーは「久保が磨き上げられたダイヤモンドとなって戻ってくるのを我慢強く待つべき」と主張。同じサイドでプレーするガレス・ベイルの退団が濃厚なこともあり、「1年後には準備ができていると思う」とマドリーでプレーする未来を予測している。
現時点では外国人枠の都合もありマドリーでプレーすることが難しいと予想され、セビージャなどへのレンタルの可能性が盛んに取りざたされている久保。このまま期待通りに成長を続け、いずれはスペインの名門クラブで主力として活躍する姿を見せることになるのだろうか。
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