【写真:Getty Images】
イングランドでは、少なくとも来季終了までのあと1年間は満員のスタジアムで試合を行うことは不可能と予想されている。専門家が英『BBC』に見通しを示した。
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新型コロナウイルスの影響により中断されたシーズンを6月から再開したイングランドでは、残されていた2019/20シーズンの全試合を無観客試合で開催。現時点では観客入場再開の具体的なスケジュールは決定されていない。
先週末には、英国における観客入場再開のテストケースとして、クリケットのフレンドリーマッチに約1000人の観客入場が認められた。サッカーでも来季から段階的に観客を入場させていくことが見込まれるが、英国のスポーツ再開に向けたワーキンググループの代表を務めるジェームズ・カルダー医師は、満員の観客を実現できるのはまだ当分先になると予想している。
「今年中にスタジアムを満員にできたとすれば非常に驚くべきことだ。現実的には、おそらくワクチンの完成と高い普及率が必要になると思う」とカルダー氏は語る。
来季2020/21シーズンの最後まで入場制限が行われるかどうかについては、「おそらくそうなる。来年まで、おそらくは来季の全体まで様子を見ていくことになるだろう」と見通しを示している。
サッカーなどの応援におけるチャントや声援が感染リスクを高めるかどうかについての調査も現在行っているという。「もしそれが問題になるようならスタジアム内での社会的距離を考え直さなければならない」とカルダー氏は述べた。
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