【写真:Getty Images】
J2のアルビレックス新潟は28日、過去に同クラブに所属していたブラジル人FWホニの契約違反に対する国際サッカー連盟(FIFA)からの裁定を不服とし、スポーツ仲裁裁判所(CAS)への控訴を行ったことを明らかにした。
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現在25歳のホニは2017年2月にブラジルのクルゼイロから新潟に加入。チームはシーズン終了後にJ2に降格する結果に終わったが、ホニはJ1で32試合に出場してチーム最多の7得点を挙げていた。
新潟は翌2018年にもホニの選手登録を行ったが、ホニはブラジルへ帰国してアトレチコ・パラナエンセに加入した。新潟側は同選手が契約期間中に一方的な理由で契約解除を申し出て他クラブと契約したと主張し、昨年3月にはFIFAへの提訴を行った。その結果、今月14日にはホニに対して4ヶ月間の公式戦出場停止および移籍禁止、アトレチコ・パラナエンセに対して今後2回の移籍ウインドウにおける補強禁止、また両者に対して新潟への賠償金の支払いを命じる裁定が下されていた。
新潟側の主張が認められた形の処分となったが、新潟は裁定を不服としてCASへの控訴を行ったと表明。具体的な不服の内容は明らかにされていない。CASへの申し立ては24日に受理されたが、裁定が下されるまでには「最長で約1年半を要する見込み」とのことだ。
ホニは2018年からアトレチコ・パラナエンセでプレーしたあと、今年2月にはパルメイラスへ移籍。14日のFIFAからの裁定による出場停止処分を受けたが、パルメイラスの申し立てにより処分実行の保留が認められ、先週から再開されたサンパウロ州選手権の試合に出場している。
【了】