【写真:Getty Images】
レアル・マドリードからボルシア・ドルトムントにレンタルされているモロッコ代表DFアクラフ・ハキミは、インテルへの完全移籍が合意間近な状況になったと報じられている。スペインメディアでは移籍に向けた現状についての分析も行われている。
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マドリー下部組織から18歳でトップチームデビューを飾ったハキミは、安定した出場機会を得て経験を積むため2018年夏に2年間のレンタルでドルトムントへ移籍。レギュラーに定着し、特に今季はサイドバックながら公式戦9得点を挙げるなどの活躍で大きく評価を高めていた。
久保建英も含めて多くの若手選手をレンタルに出しているマドリーだが、その中でもレアル・ソシエダのMFマルティン・ウーデゴーと並んでトップクラスの評価を受け、将来的にマドリーで主力として活躍することも期待されていた。だが移籍金4000万ユーロ(約48億円)でのインテル移籍が合意間近だとイタリアメディアは報じている。
スペイン『アス』でも、インテルとの交渉が進んでいるのは事実であり、数日中に発表が行われる可能性もあると伝えた。マドリーとしてはハキミの復帰を望んではいたが、あくまでも右SBのファーストチョイスはダニ・カルバハルだと考えており、ハキミが控えとしての復帰を拒否したことで他クラブからのオファーに応じることを検討し始めたという。
さらに、新型コロナウイルスの影響もありマドリーが移籍金収入を必要としていること、インテルがマドリーを大きく上回る年俸500万ユーロ(約6億円)をハキミに提示したこと、アントニオ・コンテ監督がレギュラーポジションを約束したことなどがインテルとの交渉進展に繋がったとみられている。一方で、将来的にハキミがマドリーに復帰する可能性も閉ざされるわけでないと伝えられている。
一方『マルカ』紙では、ハキミがインテルへの移籍に近づいていることは確かだとしながらも、イタリアでの報道ほど確実なわけではないとの見方も示している。バイエルン・ミュンヘンも獲得を諦めておらず、マドリー復帰の可能性も含めて今後交渉が行われると伝えた。
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