【写真:Getty Images】
現地時間22日に行われたプレミアリーグのマンチェスター・シティ対バーンリー戦で、スタジアム上空を飛んだ飛行機が「White Lives Matter」と書かれた横断幕を掲げた。英『BBC』など複数メディアが伝えている。
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黒人差別反対を訴える「Black Livers Matter(「黒人の命は大切だ」)」運動は世界各地に大きく拡大しており、サッカー界でも多くの選手やクラブ、リーグなどが活動を支持している。この日の試合でもキックオフ前に選手やスタッフらがピッチ上で膝をつく姿勢で活動への賛同を示した。
だが試合開始直後にエティハド・スタジアムの上空を小型機が横切ると、その後方に掲げられた空中横断幕には活動に真っ向から反対する意味となる「White Lives Matter」という文字が掲示されており、大きな衝撃を引き起こした。さらに「バーンリー」の名前も添えられていた。
バーンリーはこの小型機がクラブと無関係であることをすぐに主張し、「強く非難する」と公式声明を出した。「バーンリーの理念に全く合致するものではない。当局と全面的に協力して責任者を特定し、永久入場禁止処分を下す」とクラブは述べ、「Black Livers Matter」運動を支持する姿勢も改めて強調している。
「ごく一部のファンの行為を恥ずかしく思う。クラブ、選手たち、大半のファンの考えと異なることは明らかだ。僕らのクラブと関連付けられたのは恥ずべきことだし怒っている。こういうことはサッカーで絶対に見たくはない」とバーンリーのキャプテンを務めるDFベン・ミーもコメントしている。
小型機を飛ばし横断幕を掲示したのが誰であるかは、現時点で明らかになっていないと報じられている。
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