【写真:Getty Images】
リバプールのレジェンドであるジョン・バーンズ氏は、リバプールがエバートンと対戦した現地時間21日のダービーマッチでの日本代表MF南野拓実の起用法は予想外だったと語った。英『スカイ・スポーツ』でのコメントを地元紙『リバプール・エコー』が伝えている。
【今シーズンの南野拓実はDAZNで!
いつでもどこでも簡単視聴。1ヶ月無料お試し実施中】
中断されていたプレミアリーグの再開初戦となった試合で、南野はリーグ戦では移籍後初となる先発出場。積極的にシュートを放つ場面や、ボール奪取がチャンスに繋がる場面などもあったが、前半を終えたあとハーフタイムで交代となった。試合はスコアレスドローに終わっている。
この試合ではエースのFWモハメド・サラーがコンディション不良のためベンチスタートとなり、南野はその代役を務める形で先発に入った。だがバーンズ氏は、サラーとはタイプの異なる南野の起用には必ずしも納得していないようだ。
「南野は攻撃的MFや10番のタイプだ。リバプールがサラーや(サディオ・)マネをサイドに置くと、彼らはサイドに残ったり、中央に行く時はスピードを活かしてDFに直接仕掛けたりする。南野にはそういうスピードはなく、足下でボールを扱いたがるタイプだ」とバーンズ氏は語る。
「それは(ロベルト・)フィルミーノも同じであり、2人は全く同じ役割を果たしている。だから(南野が)起用されたのは驚きだった」と続けた。この試合での南野は、フィルミーノとポジションが重複したり距離が近すぎたりしたことも複数の英国メディアで指摘されている。
同じくリバプールのレジェンドであるジェイミー・キャラガー氏も、南野がサラーの代役として起用されたことについてコメント。「南野が選ばれたが、タイプの違う選手だ。(ディヴォック・)オリジではなく南野にしたのは興味深い」と、『スカイ・スポーツ』での言葉を『エクスプレス』紙が伝えている。
【了】