【写真:Getty Images】
J1の名古屋グランパスは、元ブラジル代表FWジョーとの契約を解除した上で、国際サッカー連盟(FIFA)の紛争解決室に問題を委ねている。ブラジルメディア『グローボエスポルチ』は、この一件についてジョー側からのコメントを伝えた。
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ブラジル1部のコリンチャンスは今月17日にジョーを完全移籍で獲得したことを発表。名古屋からは「正当な理由により」ジョーとの契約を解除したこと、この件についてFIFA紛争解決室に委ねていることが21日になって発表された。
『グローボエスポルチ』は名古屋からの発表について報じつつ、ジョー本人側にも取材。同選手の顧問役が弁護士とも相談の上で回答を行ったとして、そのコメントを伝えている。
「名古屋は正当な理由により契約を解除したと考えているが、ジョーのキャリアをサポートしている法律事務所はそう考えてはいない。現在のパンデミックの中で様々な状況が生じたからだ。現在この件はFIFA紛争解決室で審議されており、連絡があればジョーと彼のスタッフは自分たちの弁護を行う」とジョー側は述べている。
名古屋側もジョー側も、FIFAに解決が委ねられた問題の具体的な争点を明らかにはしていない。『グローボエスポルチ』は、「ジョーは受け取る権利があると考える金について日本のクラブと争っている」と述べ、解除された契約期間分の給与支払いの問題だとする見解を示している。
いずれにしても、ジョーがコリンチャンスへ移籍してプレーを再開することに影響はないとみられている。チームはまだ練習を再開してはいないが、ジョーはすでに「バーチャルトレーニング」に参加しており、クラブはオンラインでの入団発表も計画していると伝えられている。
【了】