元のように再開するのは現実的ではない
今、サッカーファンはつらい時間を過ごしていますが、まさに僕もつらい思いをしています。サッカーが観れない、プレーができない、本当につらいですよね。まず、コロナウイルス対策と同じで、急に物事が白紙に戻って、サッカー界だけが元通りになるというのは現実的ではありません。
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ロックダウンがまさにそうであるように、今、イタリアやスペインはロックダウンを徐々に解除しています。徐々に解除して患者が増えないことを確認して、さらに段階を上げて解除するという斬減的なやり方をとっています。フランスみたいに事情がまた悪くなると、少し戻したりもしていますよね。
つまり、ハードルを上げ下げしながら微調整して、少しずつ正常化を図るという、これが出口戦略と言われるものです。このようにしない限り、急に「元通りに戻します」というような緊急事態宣言の解除というのはあり得なくて、少しずつ戻していくべきだと考えています。
では、サッカーはどうなのか? Jリーグを元のように再開しますといっても、いきなり再開するというのは現実的なシナリオではありません。いつも言っているんですが、一番ベストなコンティンジェンシープラン(緊急時対応計画)からやっていくべきだと思います。
(文:岩田健太郎)
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