【写真:Getty Images】
イングランドでは、今後新型コロナウイルスの感染者数増加を抑え込むことに成功したとすれば、8月1日に予定されるFAカップ決勝に最大2万人の観客入場を認めることも検討されているという。英紙『ミラー』が30日付で伝えた。
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ウイルス感染拡大の影響で中断されていたプレミアリーグは6月17日からの再開を発表。一方、FAカップは6月27日と28日に準々決勝、7月18日と19日に準決勝、8月1日に決勝が開催されることが先日発表されている。
現時点では、再開後の試合はいずれも無観客試合の形で開催される見通し。だがウイルス新規感染者数を大きく減少させることができれば、決勝に進んだ両チームのサポーターそれぞれ最大1万人ずつを入場させるプランもあると伝えられている。
その具体的な基準だとされているのは「感染率0.5以下」。ここで言う感染率とは1人の感染者が何人に感染させるかという「実行再生産数」を指しているとみられ、現在の英国では0.7~0.9程度と報じられている。
FAカップ決勝の伝統的な会場であるロンドンのウェンブリー・スタジアムは約9万人収容。2万人の観客を入場させても一定の距離を取ることは可能であり、今後の段階的な観客入場に向けた貴重なテストケースとなる可能性もあるとみられている。
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