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インテル3冠に繋がる一撃。当時19歳のバロテッリ、驚異の35m無回転FK【欧州CL】

text by 編集部 photo by Getty Images

マリオ・バロテッリ
【写真:Getty Images】

 ピッチ内外で引き起こしてきた数限りない騒動から、“問題児”であることは揺るぎないマリオ・バロテッリだが、途轍もないポテンシャルを秘めた非凡な選手であることもまた事実。インテルで過ごした若手時代にも、チームの成功に繋がる重要な場面でその力を発揮していた。

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 17歳でインテルのトップチームにデビューした1年目から、コッパ・イタリア(イタリア杯)のユベントス戦での2得点などを含む15試合7得点の活躍で大きな注目を集めたバロテッリ。その翌年にはジョゼ・モウリーニョ監督の下でプレーし、前年に続いてのセリエA優勝に貢献した。

 3年目の2009/10シーズン、チャンピオンズリーグ(CL)グループ最終節のルビン・カザン戦では1得点1アシストの活躍。特に64分に自ら決めたゴールは、約35メートルの長距離から無回転シュートが左上へと大きく伸びるような弾道でゴールに突き刺さるセンセーショナルな一撃だった。2位を争う直接対決を制したインテルは、この勝利で決勝トーナメント進出を果たし、最終的にCL優勝を含むシーズン3冠を達成することになった。

 この頃から問題児ぶりも発揮していたバロテッリは、マンチェスター・シティ、ミラン、リバプール、ニース、マルセイユと渡り歩きつつ良くも悪くも話題に事欠かないキャリアを歩んできた。故郷のクラブであるブレシアに加入した今季も、すでに1シーズン限りでの退団が確実視されるなど、やはりバロテッリらしい結末を迎えようとしている。

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