【写真:Getty Images】
スペインの元審判が、同国内の審判たちのうち「90%」がレアル・マドリードを応援する感情を抱いていると発言して物議を醸している。
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発言したのは元リーガエスパニョーラ主審のエドゥアルド・イトゥラルデ・ゴンサレス氏。過去に「多くの審判がレアル・マドリードを応援している」と発言していた同氏は、スペイン『カデナ・セール』の質問に答え、審判たちのうちマドリーファンとバルセロナファンの割合は「9対1」だと述べた。
「カタルーニャを除けば、(スペインの)人口の70%はマドリーを応援している」とイトゥラルデ氏。その上で「今はバルサを応援する者も増えている。若い世代は(ジョゼップ・)グアルディオラのタイトル獲得を見てきた」としながらも、「メッシ時代」以前にはスペインの人口の約7割がマドリーファンだったとしている。
だがこの発言が大きな波紋を呼んだことを受け、イトゥラルデ氏は再び『カデナ・セール』でコメント。個人的にどのチームを応援しているかにかかわらず、審判たちはプロとして公平に試合を裁いていると主張した。アスレティック・ビルバオのサポーターである自分自身も、ビルバオに対して不利な笛を吹くことも厭わなかったと述べている。
「スペインにはサッカー文化がない。審判たちは火星かどこかから来て、どのチームも応援などしていないかのように考えている」とイトゥラルデ氏。だが実際には審判も人間であり、応援しているクラブはあるものの、高額の報酬を得ながら意図的に偏った判定を下すことは考えられないと語っている。
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