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代表 5年前

イングランド代表、背番号10の系譜。オーウェン、ルーニー、スターリング…運命に呪われた早熟の天才たち

イングランド代表はポジションに背番号が紐づけられ、スタメンが入れ替わると試合ごとに着用する番号も変わる。とはいえ、主要国際大会では固定の背番号になるため、節目ごとにその世代を象徴する選手が背番号10を任されてきた。イングランド代表が出場した18年ロシア大会までのワールドカップにおける、サッカーの母国の背番号10を託された選手たちの活躍を振り返る。※所属は当時

シリーズ:編集部 text by 編集部 photo by Getty Images

日韓ワールドカップ(2002)

マイケル・オーウェン
【写真:Getty Images】

背番号10:マイケル・オーウェン(リバプール)
生年月日:1979年12月14日(当時22歳)
個人成績:5試合出場/2得点0アシスト

監督:スヴェン・ゴラン・エリクソン
戦績:ベスト8



 4年前のフランスワールドカップでセンセーショナルな活躍を披露し、若くして国民的な人気を獲得していたオーウェンは22歳で背番号10を任された。日韓ワールドカップ直前の親善試合ではデイビッド・ベッカムの代わりに腕章を巻き、イングランド代表史上最年少のキャプテンとなった。これはボビー・ムーアが1963年に作った記録を約40年ぶりに塗り替える偉業だった。

 自身2度目のワールドカップ本大会では、グループリーグ3試合でノーゴールとやや苦しんだ。それでも第2戦のアルゼンチン代表戦で決勝点につながるPKを獲得し、4年前のリベンジを達成。決勝トーナメントに入ると、準々決勝でブラジル代表に敗れるまで2試合連続でゴールを奪い、改めて能力の高さを証明した。2001年のバロンドールを獲得した快足ストライカーの面目躍如だ。

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