【写真:Getty Images】
スペイン代表の名物サポーターとして知られる「太鼓のマノロ」ことマヌエル・カセレス・アルテセーロさんが、新型コロナウイルスの影響により非常に苦しい状況に追い込まれているという。スペイン『CVラジオ』によるインタビューを『アス』紙が伝えている。
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現在71歳のマノロさんはスペイン代表の熱烈なサポーターとして知られ、1979年以来スペイン代表のほぼ全ての試合を観戦し続けてきた。応援に用いる大きな太鼓により、「マノロ・エル・デル・ボンボ(太鼓のマノロ)」の愛称で親しまれている。
バレンシアのサポーターでもあるマノロさんは、バレンシアの本拠地メスタージャの近くでスポーツミュージアムを兼ねるバルを経営してきた。だが新型コロナウイルスによる飲食店の閉鎖期間が続いたことで収入源を失い、経済的に厳しい状況となっているようだ。
スペインでも段階的にロックダウンの緩和が行われているが、バルの開店が認められても店を再開するかどうかは決めかねているという。バレンシアの試合前後に店に立ち寄るサポーターが客層の中心だったが、無観客試合ではそれも見込めないとの理由によるものだ。
「食べていくために太鼓を売らなければならないことになりそうだ。絶対に売らないと言い続けてきたが、何度か金額の提示を受けたこともあった。オークションに出すかもしれない。どうするか分からない」とマノロさんは、トレードマークの太鼓を手放す可能性にも言及している。
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