【写真:Getty Images】
新型コロナウイルスの影響による収入減少の見通しを踏まえ、レアル・マドリードは来季の選手給与を30%程度カットすることも検討しているという。スペイン紙『アス』が10日付で伝えている。
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ウイルス感染拡大により各国リーグや国際大会の延期が相次ぎ、収入源を絶たれた各クラブは選手たちとの間で給与の一部削減を交渉。マドリーも「10%から20%」の給与カット合意に達したと先月発表している。今季リーガエスパニョーラが再開された場合には10%、打ち切られた場合には20%のカットになるとみられる。
だが、ウイルスの影響は今季だけにとどまらないかもしれない。ワクチンが完成するまでは観客をスタジアムに入れることは難しいとの見方もあり、来季開幕以降も当面は無観客試合が続く可能性もある。各クラブにとっては入場料やグッズ販売などの収益減少が見込まれる。
プレシーズンツアーやフレンドリーマッチの中止、クラブミュージアムの閉館なども含めて、マドリーは最も楽観的なシナリオの場合でも収益の約20%を失うことになると試算されている。その場合の損失額は約1億6500万ユーロ(約193億円)となる。
この減収に対応するため、マドリーは選手らの来季の給与を30%程度カットすることも検討中だと報じられている。総額2億8300万ユーロ(約331億円)とされるトップチームの給与や、Bチーム、クラブ幹部らの給与も含めて合計1億ユーロ(約117億円)程度の人件費削減が想定されているという。
現在のトップチームではDFセルヒオ・ラモスとFWガレス・ベイルが最も高給取りだとされており、両者の年俸は1450万ユーロ(約17億円)。30%のカットならそれぞれ5億円前後の減収となることが見込まれる。
【了】