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女子アメリカ代表、男子との給与不平等訴えるも敗訴。裁判所は格差認めず

text by 編集部 photo by Getty Images

アレックス・モーガン、ローズ・ラベル、ミーガン・ラピノー
【写真:Getty Images】

 サッカー女子アメリカ代表の選手たちは男子選手と比較して不当に低い報酬しか受け取ることができていないとして是正を求める訴訟を行っていたが、米国カリフォルニア中央地区連邦地方裁判所は訴えを退ける判決を下した。米紙『ワシントン・ポスト』など複数メディアが伝えている。

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 女子アメリカ代表は昨年夏に開催されたFIFA女子ワールドカップで4度目の優勝を飾った。その後28人の代表選手たちが、男子選手と同じ仕事をしながらも低い報酬しか受け取っていないのは同一賃金法に違反しているとして、損害賠償6600万ドル(約70億6000万円)の支払いを求める訴訟を起こしていた。

 だが地方裁判所での判決は敗訴に終わった。「女子代表チームは累計額としても1試合平均額としても同期間に男子代表チーム以上の支払いを受けている」と、報酬が低いという主張自体が事実ではないと判決文は述べている。

 一方、女子代表選手たちは給与だけでなく移動や宿泊、医療など各種の待遇面についても不平等を訴えていた。これらの争点については6月16日に公判が行われるとのことだ。

 女子代表選手らのスポークスウーマンは、「我々はショックを受け落胆している。支払いの平等化に向けた取り組みを諦めることはない」とコメント。判決を不服として上訴を行う意向を示している。

【了】

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