【写真:Getty Images】
リーグアンのリヨンが4月30日、2019/20シーズン打ち切りを決定したフランス・プロリーグ機構(LFP)に対し、法的措置を取る可能性があることを発表している。
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新型コロナウイルスの感染者が発生したフランスでは、感染拡大を防ぐためにリーグ戦が無期限延期となった。再開の可能性を探る中、4月28日にフランスのエドゥアール・フィリップ首相がロックダウン(都市封鎖)解除に向けた今後の計画案を発表する中で、サッカーを含めたプロスポーツについてはシーズンを打ち切りとする方向性を示した。大規模イベントを「9月まで開催できない」とし、「特にサッカーは再開できない」と明言。事実上今季の打ち切りが宣言されたのである。
政府の発表を受け、LFPがシーズン打ち切りを正式決定。1試合当たりの平均勝ち点をもとに順位が決められ、1.43ポイントのリヨンは7位でシーズンを終えている。結果的に来季のヨーロッパリーグ(EL)出場権を逃すことになった。
リヨンは公式サイトを通じて「クラブの損害は数千万ユーロに達するため、この決定に異議を申し立て、損害賠償を請求する権利を留保する」との声明を出し、法的措置を検討していることを明かした。シーズン打ち切りを発表したオランダでもFCユトレヒトなどが法的措置に出る準備を進めているが、他の国でもシーズン打ち切りを決定した場合は法的措置を行うクラブが現れるかもしれない。
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