韓国1部の全北現代モータースが28日、ファンのいないスタンドを応援メッセージで埋め尽くすキャンペーンを発表した。

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　新型コロナウイルスの感染者が発生した韓国では、当初2月末に予定されていたシーズン開幕を延期している。しかし、現在は新規の感染者数や死亡者数が大幅に減少しており、5月8日に開幕戦を行うことが先日発表された。ただし、感染拡大を防ぐために無観客となる。

　ファンのいないスタンドを有効活用するため、全北現代は歓声の代わりとなる応援メッセージの募集を始めた。新型コロナウイルスの克服や全北現代およびKリーグを応援するテーマのメッセージを受け取り、それを垂れ幕のような形にしてスタンドに貼り付けるようだ。

　Kリーグの放映権は中国や香港、クロアチアなどの東欧諸国を含めた10ヶ国の放送局と、3社のオンラインプラットフォームに販売。また、欧州各国や米国、オーストラリアなどの放送局から購入の問い合わせが寄せられているとの情報もあり、全世界に向けたメッセージにもなる。ユニークな方法で空のスタンドを埋め尽くすことになりそうだ。

【了】