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フランス、今季国内サッカーを打ち切り。首相が9月まで開催不可と発表

text by 編集部 photo by Getty Images

エドゥアール・フィリップ
【写真:Getty Images】

 フランスのエドゥアール・フィリップ首相は、ロックダウン(都市封鎖)解除に向けた今後の計画案を発表する中で、サッカーを含めたプロスポーツについてはシーズンを打ち切りとする方向性を示した。仏紙『レキップ』など複数メディアが伝えている。

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 新型コロナウイルスによりこれまでに12万人以上の感染者、2万3000人以上の死亡者が報告されているフランス。だが新規感染者の増加ペースが落ち着いてきた状況で、国内の各種活動の正常化に向けた一連の方針が発表された。

 その中でスポーツに関しては、大規模イベントを「9月までは開催できない」とする方針が示された。プロスポーツの2019/20シーズンについては、「特にサッカーは再開できない」と明言され、事実上今季の打ち切りが宣言された。

 ロックダウンの緩和が予定される5月11日以降は、個人スポーツを行うことは可能だが、チームスポーツや接触を伴うスポーツは不可だとされている。各チームのトレーニングも本格的な再開はまだ不可能ということになる。

 フランスプロサッカーリーグ機構(LFP)は今月20日に、今季リーグを6月17日に再開して7月25日までに終了、来季を8月22日から23日に開幕するという方針を表明していた。だが今季だけでなく来季の開幕にも開催禁止の影響が及ぶことになるかもしれない。

 政府の表明した方針に対し、優勝チームの決定や昇降格の扱いなど、リーグ側がどのような決定を下すかは今後の対応が待たれる。パリ・サンジェルマンとリヨンが勝ち進んでいる今季チャンピオンズリーグの扱いも現時点では不確定となる。

【了】

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