【写真:Kaz Photography】
ブラジルのボタフォゴに所属する元日本代表MF本田圭佑は、新型コロナウイルスによる試合や大会の開催中止の影響でサッカーや他スポーツのプロチームが苦境に陥る中、高額の報酬を受け取っている選手たちの給与をカットする必要があると訴えている。
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ウイルス感染拡大の影響により、ごく一部の国を除いて世界中で軒並みプロスポーツイベントの開催がストップ。サッカー界では欧州ビッグクラブなどを中心として、すでに給与カットについて選手と合意に達したクラブもある。
「プロスポーツに関して、経営者が直ぐにでも年俸の高い選手から順に給与カットのお願いしにいくべき。誠意を持って話せば多くの選手は理解を示すはず。じゃないと潰れるチームが増えて結果的にファンが悲しむことになる」と本田は27日に公式ツイッターアカウントで投稿。クラブ経営を守るため選手の給与カットは必要だと主張した。
一方で本田は、スポーツ以外でもウイルス感染拡大防止のため様々な活動自粛が求められる中、自粛の実現のためには政府からの十分な補償が必要だという持論も展開。「補償が約束されれば、皆んな自粛できる。命が大事で医療崩壊を避けるべきなんてことは、誰もが理解できる。政府が挑戦するべきはルールを破ってでも、補償される新しいルールを作るこ。それだけ強烈な使命感とリーダーシップが必要」(原文ママ)とも投稿している。
前日には、スポーツ選手やアーティストらの「素人」が経済や政治について語るべきではないとする考えへの反対意見も表明していた本田。今後も社会全般に向けたメッセージの発信を続けていくことになりそうだ。
【了】